彦島荒田港のレム6193

概略.
 下関市彦島にある荒田港は、関門汽船による北九州市の小倉日明港までの連絡フェリーが行き来している。その荒田港の外れに、旧国鉄で使用されていた冷蔵貨車レム5000が置かれている。
 レム5000は当時の従来型冷蔵貨車より保冷能力が増強されたドライアイス保冷タイプの貨車である。側面に青い帯が入っていた。国鉄貨物輸送の縮退傾向により、他の冷蔵貨車同様国鉄末期までに全廃されていった。しかし、当時、国鉄が廃車となった貨車等を一般向けに多数販売しており、レム5000も一部が倉庫向けとして一般販売されたものがある。
 彦島荒田港では一般販売されたものと思われるレム5000の一両、レム6193の廃車体が存在する。おそらく倉庫として使用されている模様。レム5000は2軸の最高速度75km/h貨車であり、主に地方線区の鮮魚輸送に使用されていた。このレム6193は道東方面での鮮魚輸送に使用されていたようである。
 ちなみに、かつて東京〜九州、大阪〜九州で高速鮮魚輸送列車に使用されていたレサ10000・レムフ10000は最高速度100km/h対応の貨車であり、東京〜下関では高速貨物機であったEF65F形やEF66形が牽引していた。
 



荒田港のレム6193
画像1. 倉庫と使用されていると思われるレム6193。ご他聞に漏れず、ダルマ(足回りが無い)


消えずに残る表記類
画像2. 幾つかの表記類が消えずに残っている。検査表記は従来のものに上塗りしていった模様。釧路車管の文字が見える。


レム6193
画像3. 消えずに残っているレム6193の表記


連絡船待合室裏手にあるレム6193
画像4. レム6193は荒田港待合室(右側に見える建物)裏手に置かれている。下関地区に関係ないと思われる車両だが、水産で名を馳せた下関で見られる数少ない冷蔵車だと思われる。
 

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撮影日. 皇紀2666年5月27日

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